NASAが調査するまでは、骨が弱くなることは老化のプロセスの一部であると受け止められていました。しかし、骨量減少のに関するNASAの研究が発表されると、問題に対する考え方が変わりました。健康な人の典型とも言える若い宇宙飛行士が宇宙から帰還した時、骨が弱っていたのです。
これ以後、骨の弱体化の原因が老化であるという考え方は信用されなくなりました。骨の組織を悪化させるのは老化ではなく、むしろ、生活状況に対する体の反応のせいだいうことが明らかになったのです。
無重力環境では、骨を強化し構築する必要がありません。そのため、新しい細胞が生成されず、通常のサイクルで古い細胞が死滅し続けます。そして新たな世代の細胞が無くなり、骨細胞の数が減少し続け、骨が弱くなり、骨折の危険が出てきます。
骨の組織が失われのは、老化のせいで避けられない自然なプロセスなのでしょうか?それとも、生活状況に対する反応として起こるものでしょうか?
NASAが発表した良いニュースは、骨がやせ細った後でも骨密度を復元することが可能だということです。生体は環境条件に反応します。宇宙から戻って、再び重力に対抗して、拍動するような弾力的で周期的な力を与えると、骨は再生し始めます。て、力が効率的に途切れのない軌道を通り抜けるように姿勢が適応すれば、骨格が力を受け止めることができます。そうなっていなければ、骨の再生は達成されません。もちろん、このリハビリのプロセスには栄養の側面も含まれています。
このアプローチは一般の人々を勇気付けるメッセージになっています。ある特定の条件下では、骨が崩壊していくプロセスを逆転することができるのです。Bones for Lifeのプログラムの目的は、骨がやせ細った後でさえ、骨を再生することが可能になるような機能的状態を再構築することです。
多くの研究調査によれば、成熟した身体、特に女性が、血液からカルシウムとミネラルを骨に吸収するこのに失敗しているのです。その問題について、研究者が首尾一貫して主張しているのは、骨がミネラルの吸収に失敗し骨組織を弱める要因は、化学的、栄養学的、ホルモン的に適切でないことではなく、力強い動きが欠如していることが要因となっているということです。
事実、西洋人のライフスタイルは、機械で代用できる動きは全て避けるようになっています。身体を使う作業が、車輪やリフト、エスカレーターによって行われるようになったことは、テクノロジーの業績ではあります。
では、どうすれば代償として体に対してお金を使うことなく、テクノロジーの恩恵を受けることができるのでしょうか?どうすれば身体の動きによって骨の強さに影響を与えることができるのでしょうか?
成熟した身体が、血液から必須のミネラルを骨に吸収するのに失敗する原因の一つは、力強い動きが失われていることであると研究者が首尾一貫して指摘しています。
自然な動きというのは、体重と惑星の引力の間で争っているようなものです。骨格を持たない生物は環境の中で、筋肉の力を使って体を縮めたり、筋肉を緩めて体を広げたりすることによって、動くことを可能にしています。骨格を持つ生物は、重力を骨格で受け止めることによって、筋肉の労力を節約することができるという利点を持っています。
もし人間の骨格がほぼ垂直のラインで1本の骨で構築されているものなら、体はそれ自体で支えられていることができるので、筋肉の労力を使って均衡を取って直立させておく必要はないでしょう。
そして、地面に足を踏み出し、膝を伸ばすことによって弾力のある力を生み出すと、体重によって地面への圧力が増します。その時、それと同じだけの力が地面から反動として返ってきます。骨格が、しっかりとバランス良く軸として組織化されていれば、地面からの反動の力は姿勢を押し上げ、次の一歩を楽に始めることが出来るようになります。人の効率良い動きとは、環境の中で前進するために体重を利用することで効率的に動くことです。骨格がうまく配置され組織されるなら、力をの向きを逆転させることも可能になるというのは、本当なのです。
骨格は柔軟に連携し合いながら曲がる必要があるし、それと同じ位、脊椎同士が引き締まって、しっかりした長軸を作るようになっている必要があります。体重と地面からの反動の双方向の力の伝達が、この曲がらない棒のような軸に沿って通り抜けることができます。この圧力は身体の片方の端からもう一方の端まで、乱れない状態で伝わっていきます。
体重の力で地面から弾力のある強調された突き上げを受けることで、重力が動きに変換されます。反動で地面から返ってくるカウンターの力は身体を持ち上げ、楽に前に動かします。
片方の端からもう一方の端まで双方向に、力がロスなく遅れることなく伝わっていくためには、骨格がドミノ効果で力を連続して伝えるように組織されている必要があります。
この力を与え、力が戻ってくるというサイクルは、歩く一歩ごとにリズミカルな拍動の動きで起こります。片足が地面から離れて、空間を移動して一歩踏み出す時、うまく組織された骨格によって関節が連動して動き、柔らかく重力に任せて動くことができます。
片足が着地する時、骨格は一つの椎骨から次の椎骨へと引き締まり、骨がしっかりと一体化した軸のアライメントを取ることを可能にします。その軸は地面からの反動の衝撃を受け止め、直立を達成するために利用されます。そして再び、柔軟性と剛性の役割が入れ替わる準備ができます。
人工的に作られた道具では、ハードウエア上の質的に対極にあるような転換は、脳からの刺激で自然に起こるようなスピードで起きることはありません。
柔軟性と安定性の役割交代、曲がることと真っ直ぐになることの役割交代、柔軟性と強さの役割交代、固定することと離れることの役割交代を起こしているのは、脳の古代の層のシステムが自動的に行う固有のスキルとして持っているものです。
人間は歩くことを運動力学的に調整するために、意識的にコントロールする必要はありません。逆に、そのことを意識したり意図的に計算して行ったりすれば、歩くことはより難しいものになってしまいます。
重力を変換し、体重を変換して動くための力に変えていく能力は、関節が連携し合って動いたり引き締めたりする能力に依存しています。協調して働くように骨格の動きを調整するのは脳の原始的なスキルなのです。
歩く推進力となるパワーは、しっかりした軸として背骨のアライメントを取る能力に依存しています。その軸は、体重を支える力と一致した抵抗を使うことを可能にし、さらに重力に任せることと関節を支えていることを解放することを交互に行うことも可能にするものです。
体重、すなわち重力による負荷を、動くための力に変換する能力を得るためには、関節が連動して動くことと、関節を引き締めることの両方の能力が必要になります。
メカニカルな意味で、歩くことによって弾力性が交互におとずれるこのパターンは、骨を再生する効果があります。リズミカルに拍動する動きは体を振動させ、血液の循環を刺激します。そして体の全ての細胞への栄養と酸素の供給を増やします。活発な動きでなければ、血液中の栄養が骨の硬い組織に浸透すること は無いでしょう。
骨を養うためには、ダイナミックな動きをすることが必要です。そしてそのためには骨格のカーブに橋をかけて支えるように良いアライメントが取れていなければなりません。そうでなければ、拍動するような力の負荷を増やしても安全に受け止めることは出来ないでしょう。
血液循環が手足から心臓や肺に戻る局面も、骨の健康にとっては同じ位重要であることに違いはありません。この局面では、組織の新陳代謝のプロセスで出来た老廃物を取り去っていきます。静脈血は手足から重力に逆らって上方向に動き、心臓から下に向かって流れる栄養分の多い段階の血液よりも動きが遅くなる傾向にあります。老廃物を取り除くことのが難しかったり、遅くなったりすると、元気を失い、病気になったりさえするかも知れません。
動きが緩慢であったり循環が滞っていたりして完全に浄化されなければ、骨の組織が再生するためのより多くの栄養を吸収する条件が整いません。組織が塞がれて、古くなっていくだけになります。双方向に自由に流れなければ、骨は新しい細胞を作ることができません。骨の組織に隙間ができて弱くなります。そして転倒して骨折するか、あるいは転倒しなくても骨折するようになります。ベッドで寝返りをうつだけで骨折する人もいます。
歩く動きのダイナミックで弾力のある性質は、栄養で満ちた血液が硬い骨の組織に浸透することを助けになります。活発な動きがないと、新しい骨の細胞を作るための材料が得られないだけでなく、新陳代謝のプロセスで生まれる老廃物を取り除くことが妨げられ、骨の生命力が損なわれます。
次のような歩き方の機械的なパターンは、神経学的な見方では骨を強化し骨の組織を厚くするシグナルとして体に認識されます。それは、終始アライメン トが取れていること、調和が取れていること、リズミカルに動いていること、弾力がある圧力を生み出すことのできるように骨格がうまく調整されているような歩き方をすることです。
脳は強い骨を必要とする歩き方の特徴を識別し、うまくその必要性を満たすことができるように体をセットします。体重をリズミカルに支える歩き方と骨を強化することは、互いに機能と構造を織り交ぜ順応していきます。
生き残っていくための究極の基準が体を動かす能力であるなら、動きのための究極のモチベーションは生き残ろうとする意思によって生み出されているのです。
体は必要性を満たすために能力を動員します。そして、どんなものでも必要性が無いと確認できれば、能力を使わないようにします。使わないものは失われます。人が活発な動きをぜず、骨を高いレベルの圧力にチャレンジさせなければ、体は動きが減ったために強化する必要がないものとして解釈するかも知れません。その結果、骨を強化するモチベーションは優先順位から除外されることになります。
活気のない動きは、メカニカルな力が不足しているだけでなく、やる気を起こすモチベーションも失わせることになります。使わないものは失われます。やろうとしなければ、能力は発達しません。ダイナミックな動きがなければ、体はより強くなろうとするモチベーションを持ちません。
文明社会において、我々の動きは制限されています。その結果、関節が固くなり過ぎたり、あるいは緩くなり過ぎたりするだけでなく、調整不足で動きのリズムが断片的になり、歩行パターンの協調性は不完全になっています。
それによって単に骨格のラインが連続した軌道から外れ、傷つきやすい部分を圧縮と痛みにさらすだけではありません。同様に、健康を得ようと努力する内部メカニズムが、妥協しがちになり、元々あった完全な生命力を求める衝動を無視してしまうことにもなるのです。
動きが鈍くなれば、動こうとする意志はますます減っていきます。そしてその人は悪化に向かう悪循環に陥ります。活気のない動きで、重力との相互作用による弾力性が無ければ、無重力で若い宇宙飛行士に起こったことが、文明社会の人間にも起こるのです。弾力がない動きは骨を強化するための刺激となりません。そして同様に直立になることを力づけません。骨が弱くなり、姿勢が崩れていくと、動こうとする意思はどんどん薄れていきます。
骨が悪化する悪循環:鈍くて弾まない動き、そしてダイナミックな動きを許さない悪い姿勢は、新しい細胞を作る刺激を骨に与えることが出来ません。弱い骨と崩れた姿勢は自発的に動こうとする意志と能力を制限します。
体の動きに活気を増すことで、この悪循環を絶つことが出来ます。ダイナミックな動きによって高められた圧力をうまく受け止めることにチャレンジするためには、体の組織化、姿勢、動きの協調性の質を高める必要があります。うまく組織された姿勢とダイナミックな動きを通して骨を強化するための状況をつくることが、Bones for Lifeのプログラムの出発点となります。
骨を育てる圧力はどんな圧力でも良いわけではありません。もちろん常時最大限の圧力がかかるようなものでないことは確かです。骨を強化することができる圧力は歩行における圧力と等しいことが必要です。つまり、最も基本となる動きである健康的で活発な歩行での圧力に、強さ、パターン、ペースが同じ位で、体の各部分に力が均等に配分されるような圧ということです。骨の強さとしなやかさをサポートする圧力の状態は、非常に特定された範囲の圧力になります。そのレベルから外れていれば、最高の状態ほど役に立たないし、最悪の場合はダメージを受ける可能性さえあります。
慢性的に強い圧力をかけると、侵食を起こすでしょう。圧力のレベルを加減することは単純な仕事ではありません。最大の力で意図したようにやろうとする衝動を捨てて、むしろ感受性を最大にすることで、気づきと評価の感覚を得るようにすることが求められるのです。
骨を強化する圧力がどんな種類のものかと言うと、最も基本となる動きである健康的で活発な歩行での圧力に、強さ、パターン、ペースが同じ位で、体の各部分に力が均等に配分されるような圧ということです
ダイナミックな動きによって骨を強化するための刺激を与えるというプログラムにとっての大きな問題は、どうすれば健康のレベルの低い人が強度の高い圧力のチャレンジに立ち向かうことが出来るかということです。体の運動を怠り、骨の組織に隙間ができて骨折の危険まである人たちは、どうやれば挫折せずダメージを受けることなくダイナミックな動きをすることができるでしょうか?
姿勢の悪い人、動きの選択肢が限られている人は、どうすれば有意義なバウンドをすることに耐えられるできるでしょうか?機能的とは言えないアライメントで傷つきやすいポイントに怪我をしないようにバウンドすることができるのででしょうか?実際、最もダイナミックな動きを必要とする人々が、その動きを行うことが出来なくなっているのです。骨を強化するプログラムにとって中心的な問題となるのは次のことです:動きの範囲が制限され、信頼できない姿勢の人は、怪我をせずにどうやって強い圧力に立ち向かうことが出来るのでしょうか?
学習者個人の安全を守ることは、骨の強さを回復させるプログラムでは最も基本的な問題です。ここにはその具体的な方策があります。Bones for Lifeのプログラムの動きのプロセスは、穏やかさと自己のケアを保証するような学習環境で提供されます。
プログラムでは、弾力性の機能を引き受ける時に、脊柱のカーブ、膝、股関節など傷つきやすい関節を保護するように多くの安全手段を提供しています。
Bones for Lifeのプログラムは、心身相互の学習アプローチから有効性を引き出しています。その心身相互(ソマティック)な学習はDr.モーシェ・フェルデンクライス(1904-1984イスラエルの科学者)によって発展させられたものです。
彼の「動きを通した気づき」ATM(Awareness Through Movement)と「機能的統合」FI(Functional Integration)は、自己の組織化の習慣的なパターンを再教育することを提案しました。フェルデンクライスの機能を改善するためのアプローチにお ける主要なキーポイントは、全体的な見方によって機能を統合し改善することです。
ある機能障害は見かけ上は体の特定の部分の問題のように見えることがあります。しかしそれを改善し、反生産的なパターンを変えるためには、身体の他の全ての部分の習慣を再調整し、新しいオプションの動きを提案し、それを維持できるようにする必 要があります。体のあらゆる活動の方法に一致させて、全体的に統合する手がかりを得ます。生きている体は、各部分全てが全体に影響するようなネットワークのように機能するのです。
動きと姿勢の癖は他のいかなる中毒とも同じぐらいしつこいものです。その癖は統合的で全体的な見方でアプローチされる時に解放され始めます。習慣はそれが形成されたのと同じ方法で変えることが出来るとフェルデンクライスは言いました。
赤ん坊は果てしない実験を通して這ったり歩いたりする体の機能を制御できるようになっていきます。大人の学習者もそれと同じように果てしない実験を通して、癖を変えていくプ ロセスが行っていきます。そのプロセスでは、特定の動きに対して、体の他の部分が協力することに気づきながら、使われていないオプションを色々探求して いきます。
体の各部分は、全体の協力によって成り立っているのであって、これはどのような生命体にも当てはまる性質です。フェルデンクライスメソッドはこの統合の言語を通じて、脳とコミュニケーションを取るものです。損なわれた機能を再生するためには、体の全てのパーツが癖を更新して再調整していくことが必要 です。そして、そのために全体が合意するように交渉していくことが必要となります。
このプロセスは機能を活性化して、個人の健康に対して調和的な解決を見つけることが出来るようにます。動きの質を洗練することによって、あらゆる健康な生命体において最も基本的な特性に対して、脳を目覚めさせます:それは健康に限りなく近づこうとする衝動に違いありません。
借り物の権威主義的な理念を表面的に模倣するのではなく、フェルデンクライス・メソッドの間は、自立的に再学習することによって、自分自身の判断メカニズムが鋭敏にされ、自分自身のフィードバックを聞くことを促されます。そしてそれによって、動きが最適な質の方向にナビゲートされることになります。
協調した理想的な動きの質を獲得するのには、肉体的な努力だけでは充分とは言えません。いいえ、それどころか、肉体的に頑張ってしまうと、うまく組織化された動きを導くために必要な繊細な気づきを覆い隠してしまうことになります。
実験室的な状況の中で自分で体験して、役に立つコーディネーションを発見する上では、助けが受けられるような雰囲気が必要です。その雰囲気によって、癖と結び付けられた過度の愛着が解消できるようになります。
自分の状態をより正確に知ることが必要なので、使う力を最小限度まで減らす必要があります。自分の能力の限界を尊重する意味で、ゆっくり動き、自分の内側に耳を傾け、気づきが高まるようなペースで行う必要があります。
フェルデンクライス・メソッドでは重力と対抗する場合も、よりソフトに行われます。なぜなら、レッスン時間の大部分は床に寝て行われるからです。床に寝ることで、習慣的な緊張を回避し、体が受け入れられるような方法で、新しい可能性を見つける機会が与えられます。
しかし、Bones for Lifeのプログラムでは、体重を垂直に支える姿勢で、ダイナミックな動きによって増加した力を用いることが不可欠です。骨の強化のための刺激として必要 な衝撃を得るためには、弾力があって特定のリズミカルで速いペースのダイナミックな動きが必要です。Bones for Lifeのプログラムでは、フェルデンクライス・メソッドの実験室的な学び方を使ってコーディネーションを学びます。そして、統合的でソマティックな学習 方法を垂直に体重を支える弾力的でダイナミックな動きの文脈に応用しています。そして、その動きが骨の強化に必要とされるのです。
Bones for Lifeのプログラムでは、習慣的パターンを取り除くための手段と同じ位に、体の安全を保証するための保護のための様々な手段が提供されています。
怪我の危険なく体重の圧力を支えるための最大のツールは布です。布は7mの長さで、ハーネスのように体に巻きます。
ハーネスは体を一体に保ち、信頼できる軸の強さを与えてくれます。布は、各関節がより機能的なアライメントで釣り合った配置になるように導きます。そして体が圧力に耐える能力を増すようにしてくれます。
骨が動きによって増加した圧力にさらされることは、骨を癒すための源となります。ハーネスは、じゅうぶんに組織化されていない人に、より効率的な姿勢の手本を経験させることが出来ます。その姿勢で、自己イメージに自信を得ることと、危険なく体重を支える動きの練習をする実際の能力の両方を発展させることが出来るのです。
ハーネスを巻いて、バウンドの動きを毎日少しだけすることで、改善された方法で自分の体を組織化して、それを体の各部分が分担して受け取るという機会を得ることが出来るのです。改善されたアライメントは、その後ハーネスの支えを外しても自然に立ち方に反映されるようになり、一段階上の姿勢への始まりとなります。
7mの長さの布のハーネスは、体を一体にまとめて、直立姿勢の軸の強さを与えてくれます。それは、じゅうぶんに組織化されていない人に、より効率的な姿勢の手本を経験させる意味があります。その姿勢で、自己イメージに自信を得ることと、危険なく体重を支える動きの練習をする実際の能力の両方を発展させることが出来るのです。
もう1つの安全に学習するための簡単な手段は、壁の抵抗を使うことです。寝転んで壁を手あるいは足で押すことによって、より効率的に骨格を通って圧力が伝えられる道筋を確保します。
背中で壁にもたれて立つことによって、足によって生み出された力でドミノ効果を得る機会をより多くすることが出来ます。
そのドミノ効果はスムーズに連続して圧力の流れを端から端まで伝えます。
ボールや小道具を使って壁の面の変化を加えて、古い習慣を避ける方法で姿勢を再整列させることによって、脳が調整能力のための知性を目覚めさせるようにできます。変化のある壁の面に背中をもたれさせてのに加えて、その場で足踏みし始めます。この自然な歩き方のパターンで、流れるような動きになることで、体がそれを理解し、姿勢の変化する場合ののアラインメントが強化されます。
古い習慣は、解きほぐされ、変容を経験し始めます。歩く動きは、それを実行するために新たに学んだ姿勢のアライメントを強化します。動きは動きが行われる ところの構造を再確立します。構造の変化を生み出すコンビネーションは、動的な機能を実行する文脈の中で、結果的として目覚しい改善をもたらします。
Bones for Lifeのプログラムにある60の動きのプロセスは、自然な動きのパターンで得られる動きを使って構成されています。これらのパターンは、果てしなく長い期間の進化の過程で、最も効率の良いものとして選別されてきたものです。
それは、種の機能として記憶に刻み込まれています。この原始的な方式を再び活性化することによって、脳がその基幹的な能力(健康を達成しようとする決意)を目覚めさせるような知識の蓄積にアクセスできるようになります
それは長い間忘れていた童謡から、いくつかの音のヒントを与えられ、1人で熱中して続けることができるようなものです。
動きのプロセスの最後は、特に骨を強化する目的のためにデザインされていて、体は自らより理想的な姿勢を選択します。
頭は脊柱のてっぺんに乗っていて、歩く時に調和が取れて活気がある動きになります。
プログラムを行い、より効率的な組織を経験した後は、日常生活の全ての動きが骨を強くための働きをし続けるでしょう。うまくアライメントのとれた骨格を通って、歩く時の弾力的な圧力が姿勢による妨げがなく流れるようになるでしょう。
うまく組織化された体で、力の拍動は力やリズムが全く損なわれることなくからだの端から端まで届くでしょう。そして、血液循環は骨の固い組織にも浸透し、骨の細胞を再生するように栄養を与えるでしょう。
Bones For Lifeのプログラムの全てのプロセスは、自然な動きのパターンで得られる動きを使って構成されています。これらのパターンは、果てしなく長い期間の進化の過程で、最も効率の良いものとして選別されてきたものです。
骨は生きていて、反応のある器官であり、骨の元々の状態を提供することは可能です。それは骨の強さを刺激するようにデザインされています。骨の健康は、個人的なエコロジーの一部であり、全ての男女の両手両足に存在するもので、いかなる外的な権威にも従わされるものではありません。
程度の差はあったとしても、歩くことの出来る人なら骨を衰えさせるプロセスを止めることが出来ます。骨が悪化することは自然な動きによって逆転させることさえ可能です。
テルアビブのグループで学んでいる人達が、4ヶ月熱心にワークした後に集団で臨床測定をした (2001)結果、予想以上に勇気づけられる結果を示しました。(骨密度の症例研究を参照して下さい)
すべての人が自分のペースで、安全に少しずつ自然な動きの基本的なパターンを学ぶことができます。そして、弾力性のある圧力に富んだスタイルを取り戻すことができ、それによって、骨を強くするための秘訣を体に与えることができます。
自然な動きは身体のすべての部分に共鳴し、全体が優雅に調和した状態に統合されます。体が安定性と柔軟性の両面で構造化されます。そして関節の自由と同じ位に骨に信頼性をもたらします。活発な動きを楽にうまく行う行うことの喜びは、ダイナミック動きをするためには常に仲間のような存在となります。
この喜びは「生物として生命そのものを純粋に楽しむこと」ということができます。
自然な動きを取り戻す過程では、この「生物として生命そのものを純粋に楽しむこと」がプログラムの本当の恩恵となるものです:骨が強化されるのはボーナスのようなものです。
「生物として生命そのものを純粋に楽しむこと」: プログラムの本当の恩恵
骨の強化:ボーナス
・・・完 Ruthy AlonのWEBページBones for Lifeの中のThe Program Rationaleより。「日本語訳:KATSU]
